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選び方

肉厚で、かさが開きすぎていないものが美味とされています。かさの裏側にが白っぽい膜があり、ヒダの部分も白くて美しいものが新鮮です。柄は太くて短いものがよく、全体にコロンとした感じのものを選ぶとよいでしょう。干ししいたけは、かさの裏側を見て、赤みを帯びていない黄色っぽいものを選びます。

保存方法

パック詰めのままで、またはラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。他のきのこ類ほど傷みやすくありませんが、1週間以内に食べきるようにしましょう。ヒダを下に向けると胞子が落ちて黒ずんでしまうので、裏側を上にして保存するのがポイントです。また、湿気にふれるとカビやすい干ししいたけは、密閉容器に入れて冷蔵・冷凍保存すると長持ちします。

栄養と成分

低カロリーで食物繊維が多く、糖質をエネルギーに換えるビタミンB群も比較的多く含まれています。ダイエットや便秘予防に役立つほか、最近では高血圧や動脈硬化の予防効果でも注目されている食品です。また、しいたけに豊富に含まれるエルゴステロール物質は、日光(紫外線)に当たるとビタミンDに変化し、骨や歯へのカルシウム吸収を助ける働きをします。天日干しにした干ししいたけには、生の8倍以上のビタミンDが含まれているので、丈夫な骨や歯のために積極的に利用したいものです。

調理のポイント

生しいたけは水を含むと黒くなったり風味が落ちたりするので、洗わずにキッチンペーパーなどで汚れを拭き取るようにします。煮る、焼く、炒めるといった調理法にかかわらず、加熱することによってうまみ成分のグアニル酸が増加し、味も香りも倍増するのがしいたけの特徴です。また、調理する前に30分ほど天日で干せば、ビタミンDの補給に。ざるなどに広げ、裏側を上にしてヒダの部分に日光を当てるのがポイントです。天日干しではなく機械による乾燥しいたけも、同じように家庭で日光浴をさせるとよいでしょう。

豆知識

ヒラタケ科(キシメジ科とされることも)。
日本に古くから存在したきのこで、干ししいたけは日本発祥とも。現在は、日本、中国を中心に東アジアの各地で栽培されています。
もともとは椎(シイ)の朽木に発生したことが名前の由来とされていますが、季節を問わず発生するために四季茸と呼ばれ、それがなまって「しいたけ」になったという説もあるようです。
人工栽培が始まったのは江戸時代といわれています。最初は自然に近い栽培でしたが、その後、クヌギやナラなどの広葉樹の枯れ木に種菌を打ち込む原木栽培が主流に。さらに近年になって、おがくずなどを固めたものに種菌を植え付け、ハウスなどで育てる菌床栽培が登場。この2つの栽培方法によって、周年生しいたけが出回るようになりました。
最近は中国産や韓国産も加わり、旬はあってないようなものですが、一般的には春と秋が旬とされ、それぞれ「春子」「秋子」と呼ばれています。また、干ししいたけでは、肉厚でこんもりした「どんこ」、薄くて平らな「こうしん」などがおなじみですが、これはカサの開き具合による分け方で、同じ種類のしいたけです。