さわらは大型魚なので、一般向けには切り身で売られています。新鮮なものは皮肌に張りがあり、背中の斑点が鮮やか。身の血合いの部分もきれいな色をしているので、切り口を見て選びましょう。
鮮度が落ちやすいので、買ったその日に食べるか、塩をしたりみそ漬けにするなどの処理をしてから保存します。
魚にはめずらしくカリウムを豊富に含んでいます。
カリウムは体内で余分なナトリウムの排泄を促すので、血圧の上昇を抑える働きが。また、脳の働きをよくするDHAが非常に多く、高コレステロールの改善に役立つEPAやタウリンも豊富です。うま味成分のイノシン酸やカルノシンなどもギッシリ。
とれたての新鮮なさわらは、刺身にするとトロに似た食感があって絶品と言われます。青魚のうま味と白身魚の上品さを兼ねそなえ、クセがないので料理のバリエーションも豊富。西京漬で有名なみそ漬けをはじめ、粕漬け、照焼き、蒸し物、干物、フライなど多彩な食べ方を楽しめ、洋風料理にもマッチ。ただし水分が多く身がやわらかいので、煮物にはあまり適しません。
本鰆とも呼ばれるさわらは、スズキ目サバ科に属し、胴体が細長く背に青褐色の斑点があるのが特徴です。
成長とともに呼び名が変わる出世魚で、体長50センチ以下を「サゴシ(関東ではサゴチ)」、50~70cmくらいを「ヤナギ」、それ以上の1m前後ものを「サワラ」と呼びます。
鋭い歯でサンマやイワシをむさぼるように食べるせいか成長が早く、栄養価もひときわ高い大型魚です。