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旬のクッキング
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選び方

生鮭、塩鮭、天然、養殖、産地などの表示を確かめて選びます。切り身やブロックで売られていることが多いので、切り口を見て色つやがよく身がしっかりしたものを選び、身くずれしていたり水っぽいものは避けましょう。天然の白鮭は、身の色が白っぽいのが本来の色。一尾丸ごとでは、腹の身が厚く、ウロコが銀色に光っているものが味がよいといわれます。

保存方法

生鮭は冷蔵保存で2日以内が限度。それ以上保存する場合は、塩をふっておくか、1切れずつラップに包んで冷凍室へ。粕床や味噌床に浸け込んでも保存がきき、風味もアップします。また、本来は保存食である新巻鮭も、最近はうす塩のものが多く日持ちがしないので、早めに使いきるか、切り身にして冷凍室で保存します。


栄養と成分

消化・吸収のよい良質のたんぱく質が豊富な食材。
各種ビタミンやミネラルもバランスよく含み、とくにカルシウムの吸収を助けるビタミンD、粘膜や皮膚の健康を守るビタミンAを多く含有しています。脂質には青魚に多いEPAやDHAが含まれ、しかも脂肪はさんまの約1/5と少なめ。一般的に、養殖鮭より天然鮭の方が低脂肪といえるでしょう。

調理のポイント

鮭は青魚のようなクセがないので、和洋さまざま料理に適しています。コクのある紅鮭は塩焼きに、秋鮭は鍋ものや炊き込みごはんに、身の厚い輸入サーモンはステーキやムニエルなど洋風料理に…と、種類を使い分けるのもポイント。身が柔らかい生鮭は身くずれしないようにていねいに扱い、加熱しすぎると身がパサパサになるので注意します。頭や皮のすぐ下には栄養分が多いので、あらや皮も食べるとよいでしょう。あら煮は、さっと湯通しして霜降りにしてから調理を。皮はカリカリに焼いたり揚げたりすると、おいしく食べられます。


豆知識

■市場に出回る鮭の種類

鮭は種類の多い魚ですが、日本を代表する天然鮭といえば白鮭(シロザケ)のこと。主産地の北海道と東北の沿岸で漁獲され、市場に多く出回ります。スー パーなどで安く売られている紅鮭や銀鮭は、チリ産やノルウェー産など養殖ものがほとんど。また、アトランティックサーモン、トラウトサーモン、キングサーモンといった輸入サーモンも多くは養殖魚で、これらは国内産の鮭より大ぶりで脂肪が多いのが特徴です。

■白鮭の旬は秋

白鮭が、産卵のために故郷の川に戻ってくる秋が旬。川に入る前の脂がのった時期に近海で捕獲したものを、一般的には「秋鮭」、北海道では「秋味」と呼んでいます。産卵期が近づくと身の脂が少なくなり、この状態の鮭をブナ鮭と呼んで区別しています。

■鮭児(ケイジ)・時しらず

よく脂がのって美味とされる「鮭児」は、卵をもたない若い白鮭のこと。知床から網走にかけての沿岸で、1万匹に数匹の割合でしか水揚げされないため“幻の鮭”ともいわれています。また、時期はずれの春~夏に獲れる白鮭は「時しらず」「時鮭」などと呼ばれ、稀少で味も上質なことから高級鮭とされています。