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選び方

緑色が濃く、肉厚でやわらかいものが良品。表面にツヤとハリがあり、ヘタの部分の切り口が新鮮なものを選びます。皮にしわができていたり、ヘタが茶色っぽく変色しているものは鮮度が落ちているので避けましょう。パプリカのチェックポイントも、ほぼ同じです。

保存法

水気があればふき取り、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。7~10℃の温度で1週間以上はもちますが、表面にハリのあるうちが食べ頃です。また、完熟した赤ピーマンは傷みやすいので早めに食べ切るようにしましょう。



栄養と成分

ビタミンCを豊富に含み、100g中約80mgとトマトの4倍の含有量。ビタミンCは、「加熱に弱く壊れやすい」と言われますが、ピーマンに含まれるビタミンCは熱に強く壊れにくいのが特徴。また、ピーマンに含まれるビタミンP(ビタミン様物質)も注目される栄養素。この物質にはビタミンCの吸収を助けるほか、毛細血管の壁を強くする働きがあるので、高血圧や動脈硬化の予防に役立つとされています。また、完熟するとビタミンA、Eがぐんとアップするので赤ピーマンも積極的にとりたいもの。

調理のポイント

生のままでは量を食べにくい野菜ですが、煮物や炒め物にすると、においも気にならなくなり、食べやすくなります。特に油で炒めるとビタミンCが無駄なくとれて、カロチンの吸収率もアップします。また、薄くスライスしてサラダの彩りにしたり、スープやみそ汁に浮かべると、香りが加わっておいしくなります。
甘酸っぱい赤ピーマンやパプリカは、ピクルスやマリネに最適。皮が厚いパプリカは、皮をむくと口ざわりがよくなり、味もなじみやすくなります。コンロかオーブンで焦げ目がつくまで焼き、冷水にとって皮をむく方法がおすすめです。

豆知識

ナス科・唐辛子の甘味種。
15~16世紀の大航海時代に、唐辛子の辛味種が原産地の南米からヨーロッパに持ち込まれたのが始まりで、その後、さまざまな品種が生まれました。辛みのない品種は明治の初めにアメリカから日本に入ってきましたが、「ピーマン」の名で日本の家庭に広く普及したのは戦後になってからです。
一般にピーマンといえば、小型~中型の緑色のピーマンのこと。6~8月が旬の夏野菜ですが、宮崎や高知でハウス栽培が盛んに行われているので年中出回っています。実は、この青ピーマンは未熟な状態で収穫されたもので、これを完熟させてから収穫したものが赤ピーマン。熟した分だけ甘みが強く、ビタミンの含有量も増しているのが特徴です。
一方、パプリカ(ハンガリー語でピーマンの意味)とも呼ばれる大型肉厚のものは、同じピーマンでも別品種。赤、黄、オレンジのほか紫、茶、白、黒などの色があり、オランダ産や韓国産が多く出回っています。