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選び方

ヘタの切り口がみずみずしく、ガクの部分のトゲが痛いくらいピンとしているものが新鮮です。品種によらず、皮の紫色が鮮やかで光沢があり、表面がなめらかなものを選びます。皮に傷があったり茶色っぽく変色しているものは品質が落ちているので避けましょう。

保存法

涼しい場所で常温保存、もしくは1個ずつラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。5℃以下の低温に弱く、冷やしすぎると風味が落ちてしぼんでしまうので、野菜室に入れたら早めに食べ切るようにしましょう。また、煮物、炒め物などに調理したものは冷凍保存も可能です。

栄養と成分

なすは94%が水分です。ビタミンやミネラル類は多くありませんが、皮の部分に含まれるナスニンは抗酸化作用が強く、がんや動脈硬化の予防、老化の抑制などに役立つ成分として注目されています。カロリーは100g中18kcalと低めで、ダイエットにも適した食材。一方、肉質がスポンジ状なので油を吸収しやすく、炒めたり揚げたりすると手軽にエネルギーを補え、ナスニンの吸収率も高まります。

調理のポイント

切り口が空気にふれると褐色に変色するので、水または塩水にさらしてアク抜きを。切ってすぐに炒め物や揚げ物などに使うときは、アク抜きをしなくてもよいでしょう。味にクセがないので、どんな味付けにもなじみ、和・洋・中・エスニックなど幅広いジャンルの料理に使えます。とくに油との相性がよく、炒め物にするとコクが出てまろやかな味に。油の吸収をひかえたいなら、少量の油で仕上がるレンジ炒めがオススメです。また、夏場のなすは甘みがあるので、丸ごとレンジ加熱して蒸しなすにしたり、グリルで焼きなすにするのもおいしい食べ方です。

豆知識

ナス科の一年草。原産地はインド。
日本へは7~8世紀に渡来し、奈良時代から食用に栽培されていたといわれます。名前の由来は諸説ありますが、一説では夏に実をつけることから夏実→「なすび」→「なす」と呼ばれるようになったとか。今でも西日本では「なすび」と呼ぶ地方もあるようです。
栽培しやすく結実性がよいのが特徴で、紫色の花が次々と実を結ぶので、「親の意見と茄子の花は千に一つの無駄もない」ということわざがあるほど。 なすは高温の生育環境を好むため、おいしいのは夏から秋にかけて。太陽光をたっぷり浴びたなすは皮の色つやがよく、果肉もきめ細かくて自然な甘みが増しています。また、夏場には長なす、賀茂なす、小なす、水なすといった各地の在来品種が出そろうので料理の幅も広がります。

中長なす

中長なす
全国で栽培され、最も多く出回っている品種。ほどよい大きさで、どんな料理にも合う。

長なす

長なす
20~25cmほどの細長いなす。皮が硬く肉質がやわらかいので煮物などに向く。

丸なす

丸なす
京都の加茂なすが特に有名。丸くて大きく果肉がしまり、定評のある味の良さ。

小なす

小なす
長さ3cmほどの一口サイズのなす。丸ごと漬け物にすることが多い。

米なす

米なす
アメリカ種を日本で改良した大型品種で、果肉がしまりヘタが緑色をしているのが特徴。

水なす

水なす
大阪・泉州地方の特産品。絞れるほど水分が多くてやわらかく、浅漬けにすると絶品。